社会の底辺、選択肢もない状態で”イカレ”ていくしかないイルたち。
彼らの中でただ一人、どんな状況であれ自分の目の前の相手のことを考え、
愛していたのは発達障害とされたウォルだけだ。
彼こそが”聖なる”存在であり、その聖人が去った後でようやく周りの人々は
自分たちの愚かさに気づいていく。これは福音の物語だ。
拳を、復讐の武器にして血まみれの闘いに挑む
『聖なる復讐者』のパク・ジニョンに、もう観ているこちらは金縛り。
少年院という暴力的密室の中で、身体を張ってのハードな死闘の数々は
演技のレベルを超越して生々しく、
しかも何度打ちのめされても決して引かずに食らいついていく。
どちらかというと童顔系のパク・ジニョンの2役＆凄絶アクションに、
熱い拍手を送りたい。ニコともしないのが、またセクシー！
ジニョンが挑んだ1人2役。
その見事で果敢なチャレンジで
この映画自体に明りが灯されたといっていいだろう。
なぜこの映画の原題が『クリスマスキャロル』なのか 。
その謎は、映画の最後に解き明かされる。
5/12公開の劇場来場者に
先着順でトレカプレゼント（数量限定）
日本版B2ポスターを
シネマート新宿・シネマート心斎橋
5/20(土)、5/21(日)来場者に抽選でプレゼント！
（詳細は各劇場HPにて）
ジニョンサイン入り韓国版ポスターを
シネマート新宿・シネマート心斎橋・名古屋センチュリーシネマ・アップリンク京都にて掲出
さらにシネマート新宿・シネマート心斎橋では
公開初週末（5/12.13.14）来場者抽選で
プレゼント！
（詳細は各劇場HPにて）
シネマート新宿の5/15夜の回上映後に
ラジオDJ／MCの古家正亨さんトークイベント実施！
2月のジニョンファンミでもＭＣを務めた
古家さんに、
ジニョンと映画について
語っていただきます。
凍てつくようなクリスマスの朝、屋上の貯水槽で無残な死体で発見された双子の弟ウォル（パク・ジニョン）。逃げた両親の借金返済と祖母を養うために、立ち退かせ屋で稼ぐ荒っぽい兄のイル（パク・ジニョン）とは真逆で、優しい笑顔を絶やさず知的障害のあった弟を殺したのは誰なのか。殺害された夜のバイト先のコンビニの監視カメラには、不良グループに絡まれるウォルの姿が残されていた。事件の真相を探るため、そして、弟の復讐のため、イルは不良グループのメンバーを追って、周り中が敵だらけの少年院に入る。そこには壮絶な闘いと哀しく残酷な真実が待ち受けていたー。
双子の兄弟イルとウォルの一人二役を演じるのは、韓国アイドルグループGOT7のメンバーであり、近年は俳優としての活躍が目覚ましいパク・ジニョン。ドラマ「花様年華～君といた季節～」(2020)で青春時代を演じたジェヒョン役が大きな話題を呼び韓国中が恋に落ちたと“初恋記憶操作男子”の称号を得、続くドラマ「ユミの細胞たち 2」(2022)でキム・ゴウンの相手役ユ・バビに抜擢され、“ユバビシンドローム”を巻き起こした。監督はパク・チャヌクなどの助監督を務めた後、クォン・サンウとユ・ジテ共演の監督デビュー作『美しき野獣』(2006)で一躍その名を轟かせ、西島秀俊主演『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(2013)で日韓合作も成功させたキム・ソンス。サスペンス映画の名手のもと、若手筆頭として注目を浴びるパク・ジニョンが新境地に挑み、迫真の暴力と驚きの展開に震撼！映画『オールド・ボーイ』から、昨年大ヒットしたNETFLIXドラマ「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」まで世界中を席巻する韓国［復讐］ノワールに新たな傑作が誕生した。
パク・ジニョンは本作で第59回百想芸術大賞映画部門 男性新人演技賞とTikTok人気賞をＷ受賞。
1971年生まれ。ソウル芸術大学で学ぶ。大学在学中より映画監督として活動し、短編映画で様々な賞を受賞している。卒業後、パク・チャヌク監督の『THREESOME』(1997)で助監督を務める。長編デビュー作となった映画『美しき野獣』(2005)は、プリプロダクションの段階から好評を博し、日本の音楽監督 川井憲次が脚本を読んで参加した。2作目の『ゲノムハザード ある天才科学者の５日間』(2013)は2000年に出版された塚崎史朗の同名スリラー小説を原作として、主演に西島秀俊を迎えた韓国と日本の合作映画で、2013年釜山国際映画祭パノラマ部門に招待された。また、韓国OCNで放映され好評を博した全16話のテレビドラマシリーズ「君を守りたい ～SAVE ME～」(2017)を演出し、大きな反響を呼んだ。このシリーズは、ある宗教団体に属する人々を描いたもので、韓国社会の知られざる一面を、豊かなプロットと魅力的なキャラクターで描いた作品として評価された。
ソウル生まれ。2009年に処女作「Cruel history of the inferior race(劣等民族の残酷な歴史)」で第14回ハンギョレ文学賞を受賞し作家としてデビューした。その後、2017年にはTVシリーズ「アルゴン 隠された真実」の脚本を担当し、2019年には自身の著作シリーズ「Antihuman Declaration(反人類宣言)」を原作にした TVシリーズ「THE LIES WITHIN(内なる嘘)」の脚本も担当している。
本作の同名小説「CHRISTMAS CAROL」(2016)は社会の暗部に光を当てる「Antihuman Declaration(反人類宣言)」シリーズの第2作目。この作品では社会の中の暴力に焦点を当てている。復讐と生存のために奮闘する少年の旅を、気迫と残酷なまでの正直さで描き出した。小説は社会的メッセージを伝える作品として高く評価されている。
1994年生まれ。2009年に芸能事務所JYPエンターテインメントの練習生となり、2012年に練習生のまま歌手デビューより先にドラマ「ドリームハイ2」で俳優デビュー。2014年にアイドルグループGOT7のメンバーとして歌手デビュー。映画『降りしきる雪』（2017）で映画デビューと同時に映画初主演も果たし、2021年には主に俳優のマネージメントを行うBHエンターテインメントに移籍し、俳優としての活躍を広げている。
本作で第59回百想芸術大賞映画部門 男性新人演技賞とTikTok人気賞の２冠に輝いた。
『夜叉 －容赦なき工作戦－』(2022)
「ユミの細胞たち 2」(2022)
「悪魔判事」(2021)
「花様年華～君といた季節～」(2020)
「彼はサイコメトラー -He is Psychometric-」(2019)
「マジック学校」(2017)
『降りしきる雪』(2017)
「愛するウンドン」(2015)
「ドリームハイ2」（2012）
1971年生まれ。高校の時から演劇に興味を持ち、軍を除隊後、1997年にソウル芸術大学の演劇学部に入学。2001年にキム・ギドク監督の『受取人不明』で映画デビュー。イ・ソンギュン主演のドラマ「マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～」(2018)での悪役が話題を呼び、世界的大ブームとなったヒョンビン＆ソン・イェジン主演ドラマ「愛の不時着」（2019）の北朝鮮側の盗聴を職務とする兵士役で大きな印象を残した。
「夫婦の世界」(2020)
『チャンシルさんには福が多いね』(2019)
「愛の不時着」(2019)
「マイ･ディア･ミスター ～私のおじさん～」(2018)
『ファイ 悪魔に育てられた少年』(2013)
「ベートーベン・ウィルス ～愛と情熱のシンフォニー～」(2008)
『受取人不明』(2001)
1995年生まれ。ソウル芸術大学の演劇学部を卒業し、2014年に『尚衣院－サンイウォン－』で映画デビュー。『不思議の国の数学者』（2022）ではチェ・ミンシクの相手役に抜擢され、今後の活躍が大いに期待されている。
『不思議の国の数学者』（2022）
『尚衣院－サンイウォン－』(2014)
1997年生まれ。世宗（セジョン）大学映画芸術学科を卒業し、「私のIDはカンナム美人」(2018)でテレビデビュー。「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」(2018)や「恋するアプリLOVE ALARM」(2019) 「ノクドゥ伝～花に降る月明かり」(2019)など次々に人気ドラマに出演している。
「スノードロップ」(2021)
「ミッシング：彼らがいた」(2020)
「恋するアプリLOVE ALARM」(2019)
「ノクドゥ伝～花に降る月明かり」(2019)
「私のIDはカンナム美人」(2018)
「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」(2018)
1980年生まれ。映画『犯罪都市』シリーズのマ・ドンソクの同僚刑事オ・ドンギュン役で知られている。「イカゲーム」、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」と世界的人気ドラマにも次々に出演し、映画とドラマで幅広く活躍している。
『犯罪都市 THE ROUNDUP』（2022）
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」（2022）
「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」（2022）
「イカゲーム」（2021）
『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(2019)
『犯罪都市』（2017）
